成人病健診
35歳以上の被保険者に対し総合的な健診を行い、健康状態のチェック、疾病の早期発見・早期治療に役立てています。そして、この健診結果データを基に保健指導を行うなど健康な集団の育成を図っています。
目 的 | 被保険者に対し総合的な健診を実施することにより、被保険者の健康の保持・増進を図る。 | ||
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効 果 | 「健康状態のチェック」「疾病の早期発見・早期治療」「健診結果データの経年管理」「管理データに基づく保健指導」等 → 「健康な集団の育成」 | ||
対 象 | 35歳以上の被保険者(4月1日現在) | ||
健診の区分 |
健診の形態 (1)『集団検診』(工場・事業所において実施する健診) ・健診は原則として「出張健診」により行うこととする。 ・健診は事業主の行う定期健診と同時に実施する。 (2)『病院健診』(医療機関で実施する健診) ・「病院健診」は、業務の都合等で健診が受けられない特別の事情があると認められる場合に受けられるものとする。 ・地方の小事業所は、事業主の行う定期健診と同一の指定病院にて行う。 |
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実施期間 | 8月~12月末日(事業主健康診断の実施時に) | ||
検診項目 | No | 検査項目 | 検査対象(目的) |
1 | 診察・問診 | 既往歴、自覚症状、家族歴、聴打診 | |
2 | 身長、体重測定(BMI)、腹囲 | 肥満度等 | |
3 | 血圧測定 | 血圧異常(高血圧症、低血圧症) | |
4 | 尿検査(糖、蛋白、ウロビリ、潜血) | 糖尿病、腎臓・尿路疾患等 | |
5 | 胃部X線間接撮影(7方向100mm) | 胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃がん等 | |
6 | 心電図検査(標準12誘導法) | 心臓異常(狭心症、不整脈、心筋梗塞等) | |
7 | 眼底検査(両眼撮影法) | 動脈硬化、高血圧症、糖尿病、腎臓病等 | |
8 | 血液検査(17種類) a. 赤血球数 b. 血色素量(ヘモグロビン量) c. ヘマトクリット |
貧血 | |
d. GOT、GPT、γ-GTP、LDH、ALP | 肝機能 | ||
e.総コレステロール、中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール | 血中脂質(動脈硬化、糖尿病) | ||
f. 総蛋白(TP)・クレアチニン | 腎機能 | ||
g. 血糖・HbA1C | 糖尿病 | ||
h. 白血球数 | 炎症性疾患 | ||
i. 尿酸 | 痛風 | ||
9 | 大腸検診(便潜血・免疫法) | 大腸がん | |
10 | 総合所見 | 検査結果に基づく医師の総合判定・指導 | |
データの管理 | 健診結果データの管理 健診結果データは、健診機関から提出された健診結果に基づき、「健康管理台帳」で管理する。 |
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データの活用 | 保健指導等への活用(事業主と共有しています) |
- ※労働安全衛生法による検査項目(No.1、2、3、4、6、8a・d・e・h)については事業主の負担です。